このドキュメントでは、Google Tag Manager(GTM)に GA4 のタグ設定を追加する手順をご説明します。 設定が完了すると、ページ遷移のたびに GA4 へページビューデータが自動で送信され、 さらに**ログインユーザーを識別するための user_id_dimension(カスタムディメンション)**が各イベントに付与されるようになります。
Hiway のワークスペース管理者権限
GTM コンテナの編集権限
GTM のコンテナ ID(
GTM-から始まる文字列)GA4 の計測 ID(
G-から始まる文字列)GA4 の編集者権限(カスタムディメンション登録のため)
GA4 計測 ID は、GA4 管理画面 > 「データストリーム」> 対象ストリームを選択すると確認できます。
Step 1 Hiway に GTM コンテナ ID を登録する ← まずここから
Step 2 変数を作成する(5つ)
Step 3 トリガーを作成する(1つ)
Step 4 タグを作成する(2つ)
Step 5 GA4 でカスタムディメンションを登録する ← user_id_dimension 用
Step 6 動作確認
GTM のスクリプトをサイトに読み込ませるために、最初に Hiway 側でコンテナ ID を設定します。 この手順を行わないと、GTM のタグがサイト上で動作しません。
Hiway 管理画面にログインし、以下の URL を開く 外部スクリプト設定
「Google Tag Manager」の項目に、GTM コンテナ ID を入力する (例:
GTM-XXXXXXX)「保存」 をクリック
保存後、サイトのページソースに GTM のスニペットが自動で挿入されます。
プレビュー確認時に GTM パネルが表示されればコンテナ ID の登録は成功しています。
GTM の「変数」とは、タグやトリガーの中で使い回せる値を定義するものです。
ここでは5つの変数を作成します。
左メニューから 「変数」 を開く
「ユーザー定義変数」セクションの 「新規」 ボタンをクリック
変数名と設定内容を入力する(各変数の詳細は以下を参照)
「保存」 をクリック
GA4 の計測 ID を一元管理するための変数です。
設定項目 | 値 |
|---|---|
変数タイプ | 定数 |
値 | ご自身の GA4 計測 ID(例: |
ここに入力する値は、GA4 管理画面で確認した実際の計測 ID にしてください。
ログイン中のユーザー ID をサイトから受け取るための変数です。
設定項目 | 値 |
|---|---|
変数タイプ | データレイヤーの変数 |
データレイヤー変数名 | user_id |
データレイヤーのバージョン | バージョン 2 |
デフォルト値を設定 | オフ |
ページ遷移のたびにサイトから送られるパス(例: /dashboard)を受け取るための変数です。
設定項目 | 値 |
|---|---|
変数タイプ | データレイヤーの変数 |
データレイヤー変数名 | page_path |
データレイヤーのバージョン | バージョン 2 |
デフォルト値を設定 | オフ |
ページ遷移のたびにサイトから送られるページ名(例: ダッシュボード)を受け取るための変数です。
設定項目 | 値 |
|---|---|
変数タイプ | データレイヤーの変数 |
データレイヤー変数名 | page_title |
データレイヤーのバージョン | バージョン 2 |
デフォルト値を設定 | オフ |
ログインユーザーを識別するための値を受け取る変数です。GA4 のカスタムディメンションに使います。
設定項目 | 値 |
|---|---|
変数タイプ | データレイヤーの変数 |
データレイヤー変数名 | user_id_dimension |
データレイヤーのバージョン | バージョン 2 |
デフォルト値を設定 | オフ |
この値は、Hiway 側で GTM 読み込み時にデータレイヤーへ自動的にセットされます(サイト側の追加実装は不要です)。
「トリガー」は、タグをどのタイミングで発火させるかの条件を定義するものです。 ここではページビューを検知するトリガーを1つ作成します。
左メニューから 「トリガー」 を開く
「新規」 ボタンをクリック
以下の内容を設定する
「保存」 をクリック
サイトからページビューの通知が来たときに発火するトリガーです。
設定項目 | 値 |
|---|---|
トリガータイプ | カスタム イベント |
イベント名 | page_view |
このトリガーの発生場所 | すべてのカスタム イベント |
「タグ」は、実際に GA4 へデータを送信する処理のことです。 ここでは2つのタグを作成します。必ず記載の順番で作成してください。
左メニューから 「タグ」 を開く
「新規」 ボタンをクリック
タグ名と設定内容を入力する(各タグの詳細は以下を参照)
「保存」 をクリック
GA4 の基本設定を行うタグです。すべてのページで最初に読み込まれます。
設定項目 | 値 |
|---|---|
タグタイプ | Google タグ |
タグ ID | {{CONST - GA4 measurement_id}} |
タグファイア オプション | 1 回のイベントにつき 1 回 |
「設定」タブ > 設定フィールド に以下を追加する:
フィールド名 | 値 |
|---|---|
user_id | {{DLV - user_id}} |
send_page_view | false |
トリガー(配信トリガー): All Pages
send_page_viewをfalseにするのは、GTM 側でページビューを制御するためです。この設定がないと GA4 が自動でページビューを送信してしまい、二重計測になることがあります。
ページ遷移のたびにページビューを GA4 に送信するタグです。 user_id_dimension(カスタムディメンション)もこのタグのユーザープロパティとして送信します。
設定項目 | 値 |
|---|---|
タグタイプ | Google アナリティクス: GA4 イベント |
計測 ID | {{CONST - GA4 measurement_id}} |
イベント名 | page_view |
eコマース データを送信 | オフ |
タグファイア オプション | 1 回のイベントにつき 1 回 |
イベント パラメータ に以下を追加する:
パラメータ名 | 値 |
|---|---|
page_path | {{DLV - page_path}} |
page_title | {{DLV - page_title}} |
ユーザー プロパティ に以下を追加する:
プロパティ名 | 値 |
|---|---|
user_id_dimension | {{DLV - user_id_dimension}} |
トリガー(配信トリガー): CE - page_view
GA4 では、ユーザー単位のカスタムディメンションは「ユーザー プロパティ」として送信します。 ページビューのたびに送ることで、ログインユーザーを軸にした分析ができるようになります。 (ユーザープロパティは一度送ると、それ以降の同じユーザーのイベントにも GA4 が自動で紐づけます。)
user_id_dimension を GA4 のレポートで使えるようにするため、GA4 側でカスタムディメンションを登録します。 この登録をしないと、データは送信されてもレポートに表示されません。
GA4 管理画面 > 「管理」 > 「カスタム定義」 を開く
「カスタム ディメンションを作成」 をクリック
以下を設定して 「保存」 をクリック
設定項目 | 値 |
|---|---|
ディメンション名 | user_id_dimension(分かりやすい表示名でも可) |
範囲 | ユーザー |
ユーザー プロパティ | user_id_dimension |
「範囲」は必ず ユーザー を選択してください。Step 4 でユーザープロパティとして送信した値と紐づきます。 範囲を「イベント」にすると正しく紐づきません。
GTM 管理画面の右上にある 「プレビュー」 ボタンをクリック
対象サイトの URL を入力して 「Connect」 をクリック
サイトが開き、GTM プレビューパネルが表示されることを確認する
GTM プレビューパネルが表示されない場合は、Step 1 の Hiway へのコンテナ ID 登録が完了しているか確認してください。
ページを開いた直後
[ ]
GA4 - Configタグが「Tags Fired」に表示されている
ページ遷移したとき
[ ]
GA4 - page_viewタグが「Tags Fired」に表示されている[ ] タグの詳細で
page_path、page_titleに正しい値が入っている[ ] ユーザー プロパティ
user_id_dimensionに値が入っている(ログイン時)
GA4 管理画面 > 「DebugView」 を開くと、リアルタイムでイベントが届いているか確認できます。 page_view イベントが表示され、画面左側の**「ユーザー プロパティ」**に user_id_dimension が表示されていれば設定は完了です。
確認が取れたら、GTM の 「公開」 ボタンを押して変更を本番に反映してください。 バージョン名は「GA4 タグ設定追加(user_id_dimension 対応)」など、内容がわかる名前をつけておくと管理しやすくなります。
Q. GTM プレビューパネルがサイト上に表示されません A. Hiway の外部スクリプト設定ページ(設定 > 外部スクリプト)でコンテナ ID が正しく保存されているか確認してください。
Q. {{DLV - user_id}} や {{DLV - user_id_dimension}} に値が入りません A. ユーザーがログインしていない状態では空になります。これは正常な動作です。ログイン後に値が入ることを確認してください。
Q. user_id_dimension が GA4 のレポートに表示されません A. Step 5 のカスタムディメンション登録が完了しているか、また「範囲」が ユーザー になっているかを確認してください。登録直後はレポートへの反映に時間がかかる場合があります(DebugView では即時確認できます)。
Q. GA4 DebugView にイベントが届きません A. GTM のプレビューモードが有効な状態でサイトを操作してください。プレビューを切断した状態では DebugView に表示されないことがあります。
Q. page_view イベントが2回届いています A. GA4 - Config タグの設定フィールドに send_page_view: false が正しく設定されているか確認してください。