ユーザーガイド

外部スクリプト設定

森岡 政ニ2026-03-30

このドキュメントでは、Google Tag Manager(GTM)に GA4 のタグ設定を追加する手順をご説明します。 設定が完了すると、ページ遷移のたびに GA4 へページビューデータが自動で送信され、 さらに**ログインユーザーを識別するための user_id_dimension(カスタムディメンション)**が各イベントに付与されるようになります。

  • Hiway のワークスペース管理者権限

  • GTM コンテナの編集権限

  • GTM のコンテナ ID(GTM- から始まる文字列)

  • GA4 の計測 ID(G- から始まる文字列)

  • GA4 の編集者権限(カスタムディメンション登録のため)

GA4 計測 ID は、GA4 管理画面 > 「データストリーム」> 対象ストリームを選択すると確認できます。

Plaintext
Step 1  Hiway に GTM コンテナ ID を登録する  ← まずここから
Step 2  変数を作成する(5つ)
Step 3  トリガーを作成する(1つ)
Step 4  タグを作成する(2つ)
Step 5  GA4 でカスタムディメンションを登録する  ← user_id_dimension 用
Step 6  動作確認

GTM のスクリプトをサイトに読み込ませるために、最初に Hiway 側でコンテナ ID を設定します。 この手順を行わないと、GTM のタグがサイト上で動作しません。

  1. Hiway 管理画面にログインし、以下の URL を開く 外部スクリプト設定

  2. 「Google Tag Manager」の項目に、GTM コンテナ ID を入力する (例: GTM-XXXXXXX)

  3. 「保存」 をクリック

保存後、サイトのページソースに GTM のスニペットが自動で挿入されます。

プレビュー確認時に GTM パネルが表示されればコンテナ ID の登録は成功しています。

GTM の「変数」とは、タグやトリガーの中で使い回せる値を定義するものです。

ここでは5つの変数を作成します。

  1. 左メニューから 「変数」 を開く

  2. 「ユーザー定義変数」セクションの 「新規」 ボタンをクリック

  3. 変数名と設定内容を入力する(各変数の詳細は以下を参照)

  4. 「保存」 をクリック

GA4 の計測 ID を一元管理するための変数です。

設定項目

値

変数タイプ

定数

値

ご自身の GA4 計測 ID(例: G-XXXXXXXXXX)

ここに入力する値は、GA4 管理画面で確認した実際の計測 ID にしてください。

ログイン中のユーザー ID をサイトから受け取るための変数です。

設定項目

値

変数タイプ

データレイヤーの変数

データレイヤー変数名

user_id

データレイヤーのバージョン

バージョン 2

デフォルト値を設定

オフ

ページ遷移のたびにサイトから送られるパス(例: /dashboard)を受け取るための変数です。

設定項目

値

変数タイプ

データレイヤーの変数

データレイヤー変数名

page_path

データレイヤーのバージョン

バージョン 2

デフォルト値を設定

オフ

ページ遷移のたびにサイトから送られるページ名(例: ダッシュボード)を受け取るための変数です。

設定項目

値

変数タイプ

データレイヤーの変数

データレイヤー変数名

page_title

データレイヤーのバージョン

バージョン 2

デフォルト値を設定

オフ

ログインユーザーを識別するための値を受け取る変数です。GA4 のカスタムディメンションに使います。

設定項目

値

変数タイプ

データレイヤーの変数

データレイヤー変数名

user_id_dimension

データレイヤーのバージョン

バージョン 2

デフォルト値を設定

オフ

この値は、Hiway 側で GTM 読み込み時にデータレイヤーへ自動的にセットされます(サイト側の追加実装は不要です)。

「トリガー」は、タグをどのタイミングで発火させるかの条件を定義するものです。 ここではページビューを検知するトリガーを1つ作成します。

  1. 左メニューから 「トリガー」 を開く

  2. 「新規」 ボタンをクリック

  3. 以下の内容を設定する

  4. 「保存」 をクリック

サイトからページビューの通知が来たときに発火するトリガーです。

設定項目

値

トリガータイプ

カスタム イベント

イベント名

page_view

このトリガーの発生場所

すべてのカスタム イベント

「タグ」は、実際に GA4 へデータを送信する処理のことです。 ここでは2つのタグを作成します。必ず記載の順番で作成してください。

  1. 左メニューから 「タグ」 を開く

  2. 「新規」 ボタンをクリック

  3. タグ名と設定内容を入力する(各タグの詳細は以下を参照)

  4. 「保存」 をクリック

GA4 の基本設定を行うタグです。すべてのページで最初に読み込まれます。

設定項目

値

タグタイプ

Google タグ

タグ ID

{{CONST - GA4 measurement_id}}

タグファイア オプション

1 回のイベントにつき 1 回

「設定」タブ > 設定フィールド に以下を追加する:

フィールド名

値

user_id

{{DLV - user_id}}

send_page_view

false

トリガー(配信トリガー): All Pages

send_page_view を false にするのは、GTM 側でページビューを制御するためです。この設定がないと GA4 が自動でページビューを送信してしまい、二重計測になることがあります。

ページ遷移のたびにページビューを GA4 に送信するタグです。 user_id_dimension(カスタムディメンション)もこのタグのユーザープロパティとして送信します。

設定項目

値

タグタイプ

Google アナリティクス: GA4 イベント

計測 ID

{{CONST - GA4 measurement_id}}

イベント名

page_view

eコマース データを送信

オフ

タグファイア オプション

1 回のイベントにつき 1 回

イベント パラメータ に以下を追加する:

パラメータ名

値

page_path

{{DLV - page_path}}

page_title

{{DLV - page_title}}

ユーザー プロパティ に以下を追加する:

プロパティ名

値

user_id_dimension

{{DLV - user_id_dimension}}

トリガー(配信トリガー): CE - page_view

GA4 では、ユーザー単位のカスタムディメンションは「ユーザー プロパティ」として送信します。 ページビューのたびに送ることで、ログインユーザーを軸にした分析ができるようになります。 (ユーザープロパティは一度送ると、それ以降の同じユーザーのイベントにも GA4 が自動で紐づけます。)

user_id_dimension を GA4 のレポートで使えるようにするため、GA4 側でカスタムディメンションを登録します。 この登録をしないと、データは送信されてもレポートに表示されません。

  1. GA4 管理画面 > 「管理」 > 「カスタム定義」 を開く

  2. 「カスタム ディメンションを作成」 をクリック

  3. 以下を設定して 「保存」 をクリック

設定項目

値

ディメンション名

user_id_dimension(分かりやすい表示名でも可)

範囲

ユーザー

ユーザー プロパティ

user_id_dimension

「範囲」は必ず ユーザー を選択してください。Step 4 でユーザープロパティとして送信した値と紐づきます。 範囲を「イベント」にすると正しく紐づきません。

  1. GTM 管理画面の右上にある 「プレビュー」 ボタンをクリック

  2. 対象サイトの URL を入力して 「Connect」 をクリック

  3. サイトが開き、GTM プレビューパネルが表示されることを確認する

GTM プレビューパネルが表示されない場合は、Step 1 の Hiway へのコンテナ ID 登録が完了しているか確認してください。

ページを開いた直後

  • [ ] GA4 - Config タグが「Tags Fired」に表示されている

ページ遷移したとき

  • [ ] GA4 - page_view タグが「Tags Fired」に表示されている

  • [ ] タグの詳細で page_path、page_title に正しい値が入っている

  • [ ] ユーザー プロパティ user_id_dimension に値が入っている(ログイン時)

GA4 管理画面 > 「DebugView」 を開くと、リアルタイムでイベントが届いているか確認できます。 page_view イベントが表示され、画面左側の**「ユーザー プロパティ」**に user_id_dimension が表示されていれば設定は完了です。

確認が取れたら、GTM の 「公開」 ボタンを押して変更を本番に反映してください。 バージョン名は「GA4 タグ設定追加(user_id_dimension 対応)」など、内容がわかる名前をつけておくと管理しやすくなります。

Q. GTM プレビューパネルがサイト上に表示されません A. Hiway の外部スクリプト設定ページ(設定 > 外部スクリプト)でコンテナ ID が正しく保存されているか確認してください。

Q. {{DLV - user_id}} や {{DLV - user_id_dimension}} に値が入りません A. ユーザーがログインしていない状態では空になります。これは正常な動作です。ログイン後に値が入ることを確認してください。

Q. user_id_dimension が GA4 のレポートに表示されません A. Step 5 のカスタムディメンション登録が完了しているか、また「範囲」が ユーザー になっているかを確認してください。登録直後はレポートへの反映に時間がかかる場合があります(DebugView では即時確認できます)。

Q. GA4 DebugView にイベントが届きません A. GTM のプレビューモードが有効な状態でサイトを操作してください。プレビューを切断した状態では DebugView に表示されないことがあります。

Q. page_view イベントが2回届いています A. GA4 - Config タグの設定フィールドに send_page_view: false が正しく設定されているか確認してください。